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ゲノム編集受託サービス会社リスト

目次

ゲノム編集技術を研究・開発に活用したいものの、社内設備や専門人材の確保が難しい――そうした企業・研究機関にとって、ゲノム編集受託会社の選定は、研究開発の効率や成果を左右する重要な判断です。

このカテゴリでは、日本国内の主なゲノム編集受託会社について、技術力・実績・費用や納期の目安などを比較しながら詳しく紹介。あわせて、会社選びのポイントや受託の流れについても分かりやすく解説します。

GenAhead Bio

GenAhead Bio
引用元:GenAhead Bio公式HP(https://jp.genaheadbio.co.jp/)
こんな企業におすすめ 高難易度のiPS細胞編集・SNP変換を創薬研究に活用したい企業

GenAhead Bioは、武田薬品工業で核酸医薬やゲノム編集研究などに長年携わってきた周郷氏が2018年に設立※1した、創薬研究向けのゲノム編集を得意とする受託企業です。製薬企業で培った経験を活かした、研究者目線での柔軟なプラン設計を強みとしています。

設立以来、累計190件以上※2(2026年7月調査時点)のプロジェクトを支援し、多様な研究ニーズに応えてきました。特にiPS細胞を用いたゲノム編集に高い専門性を有し、高難度のゲノム編集にも対応しています。

GenAhead Bioでは、独自開発した「CRISPR-SNIPER」技術を特徴のひとつとしています。編集効率の最適化が難しいゲノム編集において、編集割合を高感度に解析し、効率的な条件検討を支援できる点が特長です。例えば、次のような高難度のゲノム編集にも対応しています。

  • 1塩基置換(SNP変換):疾患関連SNPなど、1塩基の遺伝子変異を正確に再現
  • ホモ接合変異・ヘテロ接合変異の作り分け:創薬研究や疾患モデル作製に必要な変異細胞を作製
  • 高難度ノックイン:目的のDNA配列を狙ったゲノム領域へ正確に挿入

この技術により、従来は条件最適化に多くの時間を要していたゲノム編集についても、効率的な実験計画の立案や成功率の向上が期待できます。

※2参照元:GenAhead Bio公式HP(https://jp.genaheadbio.co.jp/genome-editing/)

主な対応サービス

  • 1塩基変異(SNP)細胞作製
  • ノックアウト(KO)細胞作製
  • ノックイン(任意配列挿入)細胞作製
  • iPS細胞へのゲノム編集(疾患モデル・マーカー標識など)
  • ゲノム編集デザイン(gRNA/ドナーベクター設計)の提案

ライセンス体制

ERS Genomics Ltd.およびBroad InstituteとのCRISPR特許ライセンス契約を締結済み。ライセンス条件に基づき、創薬研究や共同研究を見据えたゲノム編集受託サービスを提供しています。

参考費用

要問い合わせ(プロジェクト内容により異なる)

納品の目安

2〜3週間(※成否判定)

セツロテック

セツロテックTOPキャプチャ画像
引用元:セツロテック公式HP(https://www.setsurotech.com/)
こんな企業におすすめ 農業・食品・水産分野でのゲノム編集、または低コスト・高速なノックアウトマウス作製を検討している企業

セツロテックは、2017年に設立※1された徳島大学発のバイオベンチャーです。「生物が持つ潜在的な力を解き放つことで、あなたと地球の問題を解決する産業を創る」をミッションに掲げ、ゲノム編集技術を医薬・農業・食品・水産など幅広い分野へ応用しています。

2022年には住友商事と資本・業務提携を締結※2し、精密育種事業を共同で推進。2026年1月にはニコンも出資を発表※3するなど、大企業との連携を通じて技術開発や事業展開を加速しています。

※1参照元:セツロテック公式HP(https://www.setsurotech.com/company/)

セツロテックが提供するゲノム編集プラットフォーム「PAGEs(Platform Application using Genome Editing by Setsuro Tech)」は、さまざまな研究機関・企業を対象に、ゲノム編集技術を活用した研究開発や製品開発を支援するサービスです。ゲノム編集技術の開発・検証に加え、知的財産やライセンス面も含めた支援を提供し、研究開発から事業化までを一貫してサポートしています。

また、徳島大学で培われたゲノム編集技術を基盤に、ノックアウトマウスの作製をはじめ、農業・食品・水産・医薬など幅広い分野の研究開発に対応している点も特徴です。

主な対応サービス

  • ゲノム編集受託研究開発(PAGEs)
  • ノックアウトマウス・モデル動物の作製
  • 農作物・水産生物・家畜の精密育種支援
  • 微生物・植物を対象としたゲノム編集
  • ゲノム編集技術の研究開発・事業化支援

参考費用

要問い合わせ

納品の目安

5ヶ月〜(動物納品の場合)

参照元:セツロテック公式HP(https://www.setsurotech.com/genome-editing/cell/)

タカラバイオ

タカラバイオTOP画像
引用元:タカラバイオ公式HP(https://www.takara-bio.co.jp/ja/index.html)
こんな方におすすめ 大手ならではの安心感と幅広い技術対応、一貫したサポート体制を求める方

タカラバイオは、研究用試薬・機器の開発・製造・販売に加え、ゲノム編集受託サービスも提供するバイオテクノロジー企業です。2002年の設立※1以降、大学や研究機関、製薬企業などへ研究支援製品やサービスを提供しています。

2014年には韓国のToolGenとの業務提携※2を通じて、CRISPR/Cas9を用いたゲノム編集受託サービスを開始しました。sgRNA設計からベクター構築、ゲノム編集、クローン取得・細胞株樹立までを一貫して支援できる体制を整えており、自社で開発・販売する試薬や機器、技術基盤を生かした受託サービスを提供しています。

また、培養細胞やiPS細胞をはじめとする多様な細胞種へのゲノム編集に対応し、基礎研究から創薬研究まで多様な研究開発ニーズを支援。国内外に拠点を展開し、長年の研究支援で培った知見を生かしながら、研究開発を幅広くサポートしています。

※1参照元:タカラバイオ公式HP(https://www.takara-bio.co.jp/ja/company/outline.html)

主な対応サービス

  • ゲノム編集による細胞株作製
    • ノックアウト細胞株作製
    • 細胞表面発現遺伝子ノックアウト細胞株作製
    • ノックイン細胞株作製
    • 塩基置換細胞株作製
  • ゲノム編集による動物作製
    • ノックアウトマウス
    • ノックアウトラット
    • ノックインマウス
    • ノックインラット

参考費用

  • ノックアウト細胞作製:385,000円~(税込)/件
  • ノックイン細胞作製・一塩基置換変異導入細胞作製:別途相談
  • TAクローニングによるシーケンス解析:528,000円~(税込)/5クローンあたり

納品の目安

4.5ヶ月~(ノックアウト細胞作製の場合)

     
ERS/BROADの
ライセンスを使用する
【目的別】ゲノム編集受託サービス会社3選
           

複雑なゲノム編集を
無駄なくスピーディーに 成功させたい

GenAhead Bio

GenAhead Bio公式HP
引用元:GenAhead Bio公式HP
(https://jp.genaheadbio.co.jp/)
  • ノックイン・レポーター細胞・マルチプルKOなど、一般的なプロトコールから既存プロトコールでは再現できない複雑なゲノム編集まで対応。受託実績は190件超(※)で、他社に断られた案件の引き継ぎにも応じる。
  • プール細胞の段階で編集成否を早期に確認できる独自のCRISPR-SNIPER法を採用。研究スケジュールが逼迫している場面でも、2~3週間でGo/No Goの判定を出し、後工程の遅延・手戻りを防ぐ
納期の目安

2〜3週間

(成否判定)

主な対象生物・細胞種
  • iPS細胞
  • 細胞株
  • 初代培養細胞

マウス・ラット等の
ゲノム編集動物モデルを
作製したい

セツロテック

セツロテック公式HP
引用元:セツロテック公式HP
(https://www.setsurotech.com/)
  • KOマウス・Floxマウスといった幅広い種類の遺伝子改変動物モデルを受託。マウス受精卵へのインジェクション技術を保有し、動物モデル作製を専門外とする研究者でも、必要な仕様を伝えるだけで依頼できる。
  • CRISPR/Cas9での編集が難しいケースに対しても、独自技術「ST8」による代替アプローチが可能。一度の問い合わせで複数の手法を提案してもらえるため、動物モデル作製の選択肢が広がる。
納期の目安

5ヶ月〜

(動物納品)

主な対象生物・細胞種
  • マウス
  • ラット
  • 培養細胞
  • 畜産動物
  • 微生物

ゲノム編集から
オフターゲット解析等まで

一括で依頼したい

タカラバイオ

タカラバイオ公式HP
引用元:タカラバイオ公式HP
(https://www.takara-bio.co.jp/ja/index.html)
  • sgRNA設計・細胞株作製・オフターゲット解析・各種アッセイ(FCM・WB・PCR)まで、複数業者への発注・調整なしに同一窓口で完結。論文提出・社内審査に必要なデータを一貫した品質で揃えられる。
  • 自社開発のCRISPR試薬「Guide-itシリーズ」を販売。その試薬を使って上手くいかなかった場合も、別の受託先を探すことなく、そのまま依頼できる。試薬の仕様を知り尽くしたチームが対応するため、条件設定のやり直しも発生しない。
納期の目安

4.5ヶ月〜

(株・動物納品)

主な対象生物・細胞種
  • iPS細胞
  • 細胞株
  • 初代培養細胞
  • マウス
  • ラット
※参照元:GenAhead Bio公式HP(https://jp.genaheadbio.co.jp/genome-editing/)
情報は2026年8月時点