ゲノム編集を受託会社へ依頼する際は、対象となる細胞や生物種によって注意すべきポイントが異なります。例えば、iPS細胞では多能性を維持したまま編集できる技術力、マウスでは作製手法や系統への対応、農作物・水産生物・家畜では法規制や品種開発に関する知見が重要になります。
本記事では代表的な7つの対象について、受託会社を選ぶ際に確認したいポイントを紹介します。より詳しい内容は、各対象の詳細記事をご覧ください。

様々な生物におけるゲノム編集技術の応用を目指した基礎研究をテーマに、特に、新規ゲノム編集技術の基盤開発研究を行っています。ゲノム編集技術の医療応用や植物分野の応用技術開発を進めています。
iPS細胞・ES細胞のゲノム編集では、遺伝子改変だけでなく、多能性(未分化状態)を維持したまま目的のクローンを取得できるかが重要になります。シングルセルクローニングの効率や未分化マーカーの評価、培養条件の最適化など、一般的な株化細胞とは異なる培養・解析技術が求められます。
浮遊細胞や初代培養細胞など、一般的なトランスフェクション方法では導入効率が低い難感染性細胞(難導入性細胞)では、細胞への毒性を抑えながら高い導入効率を実現する技術が求められます。細胞種ごとに適した導入条件が異なるため、目的とする細胞での実績を事前に確認することが重要です。
HeLa、HEK293、CHO細胞などの不死化細胞株は、遺伝子導入効率が比較的高く、ゲノム編集に広く利用されています。一方で、目的の編集を持つクローンを効率よく取得するためには、シングルクローン化や適切なスクリーニングが重要です。磁気ビーズ選択などのクローン濃縮技術や、クローン取得・検証の実績を確認するとよいでしょう。
農作物のゲノム編集育種では、対象作物ごとの生育特性や育種手法への知見に加え、カルタヘナ法をはじめとする関連法令への対応が重要になります。遺伝子組換え作物として扱われる条件の理解も欠かせません。
水産物のゲノム編集では、対象種の受精卵や胚への効率的な遺伝子導入技術に加え、編集個体の選抜や生育特性の評価に関するノウハウが求められます。対象魚種や水産生物ごとに適した手法が異なるため、目的とする生物種での実績を事前に確認することが重要です。
ウシ・ブタ・ニワトリなどの家畜では、受精卵の採取・取り扱いに高度な技術が求められます。また、繁殖サイクルが長いため、系統作出や実用化までに時間を要する点が特徴です。対象とする家畜種でのゲノム編集実績や、受精卵操作・胚操作に関するノウハウを事前に確認するとよいでしょう。
ゲノム編集マウスの作製では、受精卵へのマイクロインジェクション法やエレクトロポレーション法などの導入手法に加え、ノックアウト、ノックイン、floxマウスなど対応可能な遺伝子改変の種類が受託会社によって異なります。対応系統や納期も含めて確認しましょう。
ゲノム編集を外部委託する際に確認すべきポイントは、対象となる細胞や生物種によって大きく異なります。それぞれの特性を踏まえたうえで、目的とする細胞・生物種での実績や対応体制を確認し、適切なゲノム編集受託会社を選ぶことが重要です。

ゲノム編集を外部に依頼する際は、対象となる細胞や生物種ごとに注意すべき点が異なります。まずは対象の特性を理解したうえで、その分野での実績が豊富な受託会社に相談することをおすすめします。

2〜3週間
(成否判定)

5ヶ月〜
(動物納品)

4.5ヶ月〜
(株・動物納品)