タカラバイオは、2002年に設立※されたバイオテクノロジー企業であり、CRISPR/Cas9を活用したノックアウト(KO)・ノックイン(KI)細胞株の作製受託サービスを提供しています。長年の研究支援で培った技術とノウハウを生かし、sgRNA設計からゲノム編集、細胞株の樹立・納品までを一貫して支援できる体制を整えています。
タカラバイオでは、CRISPR/Cas9システムにおいて組換えCas9タンパク質とsgRNAの複合体(RNP)を用いたゲノム編集技術を提供しています。自社開発のGuide-it™ Recombinant Cas9やGuide-it™ Mutation Detection Kitを活用し、sgRNA設計から編集効率の評価、変異導入の確認まで一連の工程を支援できる点が特徴です。
また、磁気ビーズを用いたノックアウト細胞の濃縮技術も開発しており、目的細胞株の取得効率の向上に活用されています。社内評価では、293T細胞において磁気ビーズ濃縮後のCD81陰性細胞率が14.6%から98.3%へ向上したことが報告されています。
タカラバイオのゲノム編集受託サービスは、一般的な株化細胞に加え、iPS細胞を用いたゲノム編集にも対応している点が特徴です。ノックアウト(KO)細胞やノックイン(KI)細胞の作製、一塩基置換変異の導入など、研究目的に応じた多様なゲノム編集サービスを提供しています。
また、Cas9ニッカーゼを用いたオフターゲット効果の低減オプションに加え、フローサイトメトリー(FCM)解析やTAクローニングによるシーケンス解析など、編集結果を評価するための検証オプションも用意されています。さらに、HiBiT(Promega)を利用したノックイン細胞の作製にも対応しており、内在性プロモーターによる遺伝子発現モニタリング研究にも活用可能です。
商業利用を見据えたゲノム編集研究では、CRISPR/Cas9関連特許への対応が重要な検討事項となります。タカラバイオは、適切なライセンス体制のもとでゲノム編集受託サービスを提供しており、知的財産への配慮がなされた環境で研究開発を進められます(詳細はライセンス情報 No. K102・K118・K123を参照)。
製薬企業や事業化を目指す研究開発プロジェクトにとって、商業利用を見据えた委託先として検討しやすい体制を整えています。
タカラバイオでは、バイオ医薬品の研究開発や基礎研究、創薬支援など、幅広い研究プロジェクトに向けたゲノム編集受託サービスを提供しています。CRISPR/Cas9を活用した多様な編集手法に加え、編集結果を評価する検証メニューも充実しており、研究フェーズや目的に応じたゲノム編集サービスを提案しています。
お客様から提供された任意の哺乳動物細胞へRNP(sgRNAとCas9タンパク質の複合体)をトランスフェクションし、プール細胞でゲノム編集効率を確認した後、シングルクローン化からシーケンス解析まで一連の工程を実施します。
細胞表面タンパク質を標的とする場合は、フローサイトメトリー(FCM)解析と磁気ビーズ濃縮を組み合わせ、目的細胞の取得効率向上を図っています。
タカラバイオでは、ssODN(一本鎖オリゴDNA)やドナープラスミドを用いたノックイン(KI)細胞株の作製に加え、一塩基置換変異の導入にも対応しています。また、HiBiT(Promega社の発光ペプチドタグ)を利用したノックイン細胞も作製でき、内在性タンパク質の発現解析や発現量のモニタリングを目的とした研究に利用されています。
さらに、Cas9ニッカーゼを用いたゲノム編集により、オフターゲット効果の低減を図ることも可能です。
iPS細胞を対象としたゲノム編集受託サービスも提供しています。iPS細胞のゲノム編集では、細胞の特性に応じた培養やゲノム編集条件の検討が重要となります。タカラバイオではヒトiPS細胞を含む多数の細胞株の取り扱い実績があり、疾患モデルiPS細胞の構築などを目的とした研究への活用が考えられます。
1979年にバイオ事業を開始したタカラバイオは、PCR技術や遺伝子解析、細胞工学など幅広い技術基盤を築いてきたバイオテクノロジー企業です。ゲノム編集分野では、Guide-it™シリーズをはじめとする研究用製品を展開するとともに、アプリケーションノートや技術資料、使用文献を継続的に公開。磁気ビーズを用いたノックアウト細胞の濃縮技術なども開発しています。
米国のTakara Bio USA, Inc.(旧Clontech Laboratories)をはじめ、欧州・アジアにもグループ会社を展開しており、国内外の製薬企業や大学、研究機関に対して、研究用試薬と受託サービスの両面から研究開発を支援しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ノックアウト細胞株作製 | 3,960,000円〜(税込、株化細胞・標準仕様の参考価格) |
| ノックイン・一塩基置換など | 別途相談 |
| TAクローニング+シーケンス解析 | 528,000円〜(税込、5クローン・約4週間) |
| 標準納期 | 4.5ヶ月〜(ノックアウト細胞株作製の場合) |
| 初回相談 | 問い合わせフォームまたはメールにて受付 |
| ライセンス | CRISPR/Cas9関連の受託サービスについて、The Broad Institute関連のライセンスを含む複数のライセンス(License Statement No. K102・K118・K123)に基づいて対応 |
費用はプロジェクトの内容・細胞種・難易度によって大きく異なります。まずは公式サイトよりお問い合わせください。なお、本サービスは成果保証型ではなく、作業途中で中止となった場合は実施済み工程分の費用が発生します。
タカラバイオは、2002年の設立※から長年にわたり、研究支援製品や受託サービスを提供してきた企業です。ゲノム編集受託サービスでは、①Guide-itシリーズをはじめとする自社技術基盤、②iPS細胞を含む幅広い細胞種への対応、③適切なライセンス体制に基づくサービス提供を強みとしています。
KO・KI細胞株の作製やiPS細胞のゲノム編集を検討している製薬企業や研究機関、バイオ関連企業の担当者は、自社の研究目的や開発フェーズに適した受託先の一つとして比較・検討してみるとよいでしょう。
本記事の情報は公式サイトの公開情報をもとにしています。最新情報はタカラバイオ公式サイトにてご確認ください。
| 社名 | タカラバイオ株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 滋賀県草津市野路東7-4-38 |
| 公式HP | https://www.takara-bio.co.jp/ja/index.html |

2〜3週間
(成否判定)

5ヶ月〜
(動物納品)

4.5ヶ月〜
(株・動物納品)